ご迷惑をおかけします。
今週のお題「かける」
娘が熱を出しました。
そんな日に限って、という言い方は良くないけれど、妻は半日人間ドック予約済みです。
小学2年生の娘を一人、家に残すわけにもいかないので、僕が休む事になりました。
我が社は地方の中小企業。コロナ禍でも「恒例行事だから」という理由で、社員旅行を強行するような会社です。
今日は大型案件の対策ミーティングの予定で、本部長等が出席する予定でした。
平社員の私も現場の実務担当として意見交換の名目で出席する予定でした。
が、小学2年生の娘を一人、家に残すわけにもいかないので、僕は休む事になりました。
ご迷惑をおかけしますが…
言い終わる前に、年下上司から
「わかりました、はい」
とだけ、淡々とした口調で許可をいただけました。
…絶対、怒ってる。そんな事はわかりますが、こちらも乗っかって
ありがとうございます。ほんと、ご迷惑をおかけいたしますが…
「ああ、いいですから」
また言い終わるまで聞いてもらえませんでした。
我が社は昭和な社風なので「愛社精神」だとか「滅私奉公」だとかが持て囃されます。
「仕事があるから大事な家族を養える」と。「だから仕事に打ち込むべきだ」と。
僕は仕事と家庭を天秤にかけると、1対9くらいで家庭が勝ちます。
それを利己的だと評価されれば、まあ、会社の価値観と相反しますし、仕方ないとは思います。
でも「仕事をしているのは大事な家族を養うため」です。目的と手段が会社と僕では反対なのです。
たかが会社の為に、家族は犠牲にできないのです。
ですので、大変ご迷惑をおかけしますが、今日は妻が帰宅次第出社しますので、半日程度お休みさせていただきます。